2018年01月17日

あれから23年


23年前、この年の正月に大阪に住む弟のマンションで正月を過ごしました。
何泊かさせて貰って、1月5日くらに静岡に帰りました。
正月気分もあけたくらいの1月17日、仕事が忙しく比較的早い出勤してた私は朝ニュースや新聞を読む時間が無かったんだと思います。
会社の社員がチラチラ出勤すると「弟さん大丈夫?」と弟が大阪に住んでる事を知ってる従業員がそう聞きました。
「何が?」と正月明けて数日経つのに何聞いてるんだろう?としか思えませんでした。
当然「知らないの?」と皆さんが言うのを聞いて初めて知りました。

あれから23年

あれから23年も経つんですね。
非常識かもしれませんが、私も大阪から静岡に移り住んで23年以上も経つんだなぁ~と思ったりもします。

弟は今も生きてて元気にしてます。
あの時の様子を聞いたとき、テレビが宙に浮いて天井に当たったと言ってました。

今朝ラジオで23年前の出来事をこんな感じで流してました。
崩れた家の下敷きになった奥さんが居て、「明るくなったら助けに来て!今は大丈夫だから・・」と旦那さんと話をし、旦那さんは近所に助けを呼び、小さなノコギリだけ借りて助けに行ったそうです。
ただそんなノコギリでは何の役にもたたず、そんな事をしてる間に火が襲ってきたそうです。
火の勢いはすごくて、そこから立ち去る他無かったそうです。
焼けた後、息子と骨を拾いに行った時の悔しさと悲しさは今でも忘れられない。とその時の事を語り流してました。
生きてる奥さんを置き去りにするしかなかった旦那さんの心情は、想像してもしきれないものがあるのでは無いかと思います。

その後、周りから「頑張って!頑張って!」とすごく励まされたが、頑張る事を全て失った者に取って「頑張って!」と言う言葉がすごく辛かったとも言ってました。

23年の時を経て、いろんな事を改め、考え、行動し、そして私たちは生き続け、また誰かにそれを生かす伝え方をしなくてはならないと思います。





Posted by とんた at 07:30│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
あれから23年
    コメント(0)